大人の出っ歯(上顎前突)の治療例

症状の特徴

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上の歯が下の歯よりも極端に前に突出している、いわゆる出っ歯の状態を言います。正常なかみ合わせでも上の前歯は下の前歯よりも数ミリ前に出ているものですが、5ミリ以上出ている場合を上顎前突と言います。

出っ歯の治療例

治療前(24才)

出っ歯の治療例:大人治療前
出っ歯の治療例:大人治療前

こちらの患者様は、上の前歯が前に飛び出していることを気にされて来院されました。歯のデコボコ(叢生)も見られます。
検査を行い、上下左右の第一小臼歯(上の写真の×印)を抜歯して矯正治療を開始しました。

治療後

出っ歯の治療例:大人治療後
出っ歯の治療例:大人治療後

突出していた前歯が引っ込み、きれいな歯並びになりました。
歯のデコボコも取れ、かみ合わせが改善されて上下の歯が互い違いにしっかり咬むようになりました。

主訴 上の前歯が出ている
治療内容 スタンダードエッジワイズ法にて矯正治療を行いました。
治療に用いた主な装置 マルチブラケット装置
費用(自費診療) 約88万円~110万円(税込)
通院回数/治療期間 毎月1回程度/約2年
副作用・リスク 装置を初めて装着した時とワイヤーの調節を行った直後に数日間痛みを感じる場合があります。
歯に矯正装置を装着するため、歯磨きをしづらくなって磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなることがあります。
歯を動かすことにより、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、きちんと噛めるかみ合わせと調和の取れた口元を作るために、やむを得ず健康な歯を抜く場合があります。
保定のためのリテーナーを適切に使用しないと後戻りする場合があります。